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1999年にウクライナ共和国のキエフにある「国立学芸資料館」から、かつてベルリンのジングアカデミーに保管されていた楽譜類が発見されました(戦災をのがれて移管され、行方不明となっていた)。この中に、新たに、クラヴィーア協奏曲 ニ長調として知られていた曲のフルート版が発見されたのです。その資料を元に出版されたのが、この曲です。校訂者の推測では、フルート協奏曲の方がオリジナルで、後に作曲者がクラヴィーア協奏曲に編曲したのではないかということです。 第1楽章アレグロはニ長調で愉悦感あふれる楽章。細分化された音符のパッセージと、ゆったりとしたフレーズが巧みに配置され、当時のプロイセン宮廷の洗練された趣味を伝えています。第2楽章ウン・ポコ・アンダンテ・エ・ピアノ、ロ短調。内省的なメロディーをきかせます。第3楽章アレグロ・アッサイ、ニ長調。テクニックの見せ場とエマヌエル独特のさまようようなメロディーの対比が面白く、弦楽合奏と緊密で効果的な仕上がりを見せています。(解説/三上明子)スタッフより
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