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フルートアンサンブル《フィオーレ》の委嘱により2004年8月に作曲されました。作曲家自身の解説には「タイトルの『フィオリトゥーラ』とは“旋律に装飾をほどこす”“速く経過する”という意味が含まれ、また語源のイタリア語では“花咲く”という意味合いがある」とされています。曲は小ロンド形式が枠組みとなった、アンサンブル・コンテスト、演奏会アンコールの曲として最適な単一楽章の小品です。主要主題は快活なトッカータ風楽句が対位法的に組み合わされて、冒頭、中間、最後の3回現れます。その主題に挟まれて、前半の副主題は対照的に優雅な旋律線が宙に漂います。カデンツァは主題楽句断片の変奏が連続し、現代奏法の「風の音(wind tone)」はゼフュロスの春風を表します。続く後半の副主題は春風により、美しく開花し咲き誇る花の様に華麗に旋律を歌います。 八木澤教司氏は武蔵野音楽大学から同大学院音楽研究科修士課程修了後、更に二年間研修を積み、現在は21世紀の吹奏楽「饗宴」会員で、吹奏楽作品を中心に管弦楽、室内楽、合唱まで幅広いジャンルの作品を書き続けています。(解説/佐野悦郎)ニュース
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