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楽譜・詳細情報

  • 商品ID:1223
    9 GROSSE KUNSTLER-STUDIEN

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  • 商品ID:1223
    ロレンツォ、レオナルド・デ/Lorenzo, Leonardo de
    9 GROSSE KUNSTLER-STUDIEN
    9つの技巧的大練習曲

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解説

L. de ロレンツォ (1875-1962) はイタリアのヴィッジアーノ生まれで、20世紀の初頭に渡米して、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団をはじめとするアメリカ各地のオーケストラを歴任したフルーティスト兼作曲家です。彼は後にイーストマン音楽大学で教鞭をとり、晩年までに未出版の作品を含めて多くの管楽器室内楽曲、独奏曲、練習曲、教育書等を完成させました。中でも 『私のフルート物語 (1961) 』 (J.F.C.訳) は余りに有名であり当時の多くの話題を提供してくれます。彼はこの書物の中で、この 『大練習曲』 の草案、完成までの経緯を記述しています。要約すると 「1896年、イタリア軍に召集され、帰国し軍楽隊の任務に就く。この時に屋根裏部屋にこもる機会を見付けては作曲活動を始める。その時、最初の作品がこの 『大練習曲』 (作品1?) である。・・・・・・また、丁度その時期にE.ケーラーが 『30の技巧的大練習曲 (作品75) 』 を出版したばかりで、これに大変興味を持ち演奏した。・・・・・・・」 とあります。E.ケーラーの影響を強く受け、それに負けじと意識したと考えられる、この 『大練習曲』 は表題の芸術家 (KUNSTLER) の名に恥じない最も有名な最上級練習曲になっています。副題に 「無休動 (Moto Perpetuo) 」 と示されている通り全9曲の近代的な響きのする 【超技巧・無休動的・耐久大練習曲】 になっています。特に半音階的半音連続進行、大跳躍は見事ですが、演奏不可能とさえ思われる楽句が連続して現われるのには驚嘆せざるを得ません。尚、現在我が国で入手可能な彼の練習曲は、この 「大練習曲」 と 「イル・ノン・プルス・ウルトラ (op.34) 」、 「必須日課練習」 の3冊であり 『必須日課練習 (L’Indispensabile不可欠) 作品9 (1911) 』 は近代基本奏法テクニックの枠を集めており、大変に重要な併用書の 【技巧的技術音階練習手帳】 です。その他に 『近代技術前奏曲 (作品25) 』 (絶版) が有名です。(解説/佐野悦郎)


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