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カール・ヨアヒム・アンデルセン (1847-1909)、ヴィゴ・アンデルセン (1852-1895) の二人はデンマークのコペンハーゲン生まれで兄弟のフルーティストです。兄は 「宮廷楽団」 や創設当時の 「ベルリン・フィル」 のメンバーで、後に北欧中心に指揮者として活躍、弟は米シカゴの 「トマス管弦楽団」 で活躍しました。独学の 「笛吹き」 であった、父親クリスティアン・アンデルセン (1816-?) は、二人の息子をこの様に立派なフルーティストに育て上げたのです。父親はデンマーク軍隊に籍を置き、1864年 「シュレスヴィヒ=ホルスタイン戦争 (デンマーク戦争) 」 が終結したのを期に除隊しました。その時、兄がデビューして数年後の17歳、弟が若干12歳の頃でした。この敗戦は兄弟にとって悲痛の思いであったろうと想像します。国民主義、帝国主義時代を生きた宿命であろうか、それとも、軍人父親への敬意を込めて、兄弟でこの曲を捧げたのであろうか?何故に、この作品が生まれたかは知りません。しかし、この劇的な技巧二重奏曲 「軍隊風行進曲 (単一楽章) 」 は我々に、勇敢、悲壮、激動の歴史の全てを物語ってくれるような気がします。現在は平和な時代だけに、勇気を出して、この 『軍隊』 に挑戦してみてはいかがでしょうか?・・・・練習曲以上の試練です!(解説/佐野悦郎)スタッフより
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