解説
T.シマクが友人の銀婚式のために書いた作品で、ギルランド(Guirlande)とは、一連に繋がった花飾りを意味します。この曲は「フルートの花飾り」と題して各曲が異なる「楽器の束」と解釈します。作曲家の祖国のアルバニア民謡を基にして5曲の小曲で構成され、情緒豊かなアラブ風旋律が色彩豊かな作品です。1.「海を越えて彼方から」[2Fl.AFl.]は5世紀にイタリアから移住したアルバニア社会の音楽で、アルト・フルートのソロが美しく映えます。2.「サクランボ(桜)の歌」[3Fl.Fl/AFl.]は哀歌が悲しく鳴り響きます。3.「薔薇が咲き誇っている」[2Fl.Fl/Pic.AFl.]は持続する4度、5度動機伴奏音形[E-A-E][A-E-A]etc. にアラブ風旋律が魅惑的に舞います。4.「小夜鳴き鳥(ナイチンゲール)」[3Fl.AFl.]は近代的な半音階的旋律の綾に美しい旋律を第1フルートとアルト・フルートが奏で合います。Niente(=G.P.)からアタッカで、第1フルートの技巧的なCadenz(Optinal)を経て終曲に繋がります。5.「編物(髪結)歌」[5Fl.AFl.]は舞踏的リズム動機がアラベスク模様のように絡み合って変化し、躍動します。(解説/佐野悦郎)ニュース
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