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『9つのソナタ[h.e.G.A.G.e.h.G.D]』は彼の他の二重奏作品集と異なり、全曲が一つの様式で纏められたものではなく、様々な様式を混合した形で書かれた作品です。基本的な【急・緩・急】の3楽章構成で書かれた[1.2.6.9]、その様式の終曲にメヌエットが加わった[5]、更に【緩・急・緩・急】の4楽章構成で「教会ソナタ」の様式を持つ[3,4,7]、その他に【急・急・緩・急】の楽章配列を有する[8]、以上の全9曲から構成されています。既に、本誌の二重奏曲「テレマン特集」(2003年秋Vol.81)でご紹介済みの作品以外の、新たに再発見された「二重奏曲集」です。第2次世界大戦以降に行方不明となっていたベルリン・ジングアカデミー所蔵の楽譜が1999年にキエフで再発見され、2001年にベルリンに返還されましたが、これはその中にあった楽譜の一つです。この作品の主題断片(冒頭数小節)はJ.J.クヴァンツの名著『ソルフェージュ』の随所に取り上げられていたためその存在は以前から知られていましたが、この再発見によって内容が明らかになりました。(解説/佐野悦郎)スタッフより
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