解説
廣瀬量平は函館に生まれ、北海道大学を経て東京藝大作曲科卒業後、同専攻科修了。池内友次郎、島岡 譲、矢代秋雄らに師事。邦楽器のための曲を多く書いた後、1970年代にインドに渡り、アジア的な作風を深めた作品を次々に書き上げました。1976年の「尺八とオーケストラのための協奏曲」は尾高賞を受賞。1979年に作曲された「ブルー・トレイン」を初めとしてフルート・オーケストラのための作品は15曲以上に上ります。京都市立芸大の教授を務めつつ、おおらかなオーラを感じさせながら作曲活動を精力的に続けられていた姿を懐かしく思い出します。フルート独奏のための「湖をわたる風のうた」は1982年作曲。全体は4つの部分からなり、西洋的な書法と邦楽の感覚が融合した作品です。ハーモニクス、ホイッスルトーン、むら息などの奏法が曲に奥行きを与えています。出版に当たっては、直筆譜に残されている2つの結末が両方示されていて、奏者の判断に任されています。ニュース
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