解説
この作品は次の3曲で構成され、「小鳥の囀り」が立体的な空間から光のプリズムの如く放たれる様を描写しています。I. Tweet(囀り)はピアニストが先に舞台上に登場し、2人の笛吹きは舞台袖、または客席後方から演奏しながら登場する「シアター・ピース」です。各奏者は「鳥の囀り」を模倣し、3つにグループ化[Group A/B/C]された中から指定に従って楽句を選択して、即興的に演奏します。II. Elegy(哀歌)は静寂の中、持続低音[G]上に4度音程からなる哀歌が幾度となく押し寄せてきます。やがて、持続低音[D]上にグレゴリア聖歌風コラールがピアノで応唱し、徐々に幅と厚みを重ねながら拡大していきます。その後、IIIとの曲間には二重奏[2Fl.]の哀歌が奏でられ、最後は静かに消えていきます。III. Dance(舞踏)はピアノの6/8拍子のジーグ風のオスティナート・リズム(持続低音[G (&D)])にのって、2本のフルートが半即興的な楽句で飛び交い、ダンスを踊るが如く囀ります。中間部はミニマル感覚のサルタレロ風舞曲で、全パートが[12/8+9/8]拍子の動機を何度も繰り返し、やがて、最初の「囀り」が回帰し静かに消えていきます。(解説/佐野悦郎)ニュース
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