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裕福な家庭に生まれたオルメスは、早くから作曲のほか、ピアノ、歌、詩作、絵画にも天分を発揮しました。1875年頃から、ショーソンやダンディなど有名な作曲家の集うフランク主宰のサークルに仲間入りすることによって、パリ音楽界の交友関係を広げて、管弦楽作品、オペラなど大規模な作品を手掛けるようになります。彼女の作品リストを見渡すと、オペラや管弦楽作品とサロン向きの歌曲が多くを占めています。「3つの小品」は、フルートのために残された唯一の作品。第1曲 Chanson(歌)は、アイルランド系フランス人として生まれた彼女にとって親しみのあるケルト音楽の旋律的な音程を使った伸びやかな作風。第2曲 Claire de Lune(月の光)はシンプルな書法で幻想的な世界を描き出しています。第3曲 Gigue(ジグ)は非常に活発なアイルランドの民族舞踏を彷彿とさせます。付点で書かれているリズムは3連符に対応させて演奏すると良いでしょう。(解説/三上明子)スタッフより
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