解説
G.タドリーニはG.ロッシーニの弟子で、イタリアのロマン派の作曲家、指揮者です。1810年、革命後の混乱が収まりつつあったパリに赴き活躍し、以降は故郷ボローニャと行き来しながら、創作活動を続けました。第1楽章 Allegro brillante(4/4)[F]は古典協奏曲のソナタ形式で書かれ、前奏に続き、第1主題[F]は転調を交えて、各楽器が色合いを変えて登場します。第2主題[C]はロッシーニ風の付点音符旋律が戯れ、第3主題[C]は木管群が編成を変えながら対話を繰り広げます。第2楽章 Larghetto amoroso(6/8)[B]は大きな三部形式で書かれ、前奏はピアノが美しく、主部では木管群が徐々に加わり、ピアノが受け継ぎます。中間部はピアノの小刻みな伴奏上に木管群が対話し、ピアノのカデンツァを経て、第3楽章 Allegro vivace(3/4)[F]となり、各木管楽器がソロと各種重奏でピアノと対話を重ねて、最後は華麗に幕を下ろします。(解説/佐野悦郎)ニュース
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