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フランスの作曲家リヴィエによる無伴奏の作品。名フルーティスト、ルネ・ル・ロアに捧げられています。無調風の冒頭の旋律が展開されてゆきますが、なかなか 「優しき鳥たち」 のイメージには結び付きにくいのではないでしょうか。おそらく、ルネ・ル・ロアの水際立った音色とテクニックを念頭に作曲されたこの曲は、fff,ffff などと記されていても、粗野な音楽とは程遠く演奏されるべきなのです。グレース・ノート (grace note) や、跳躍するスラー、スタッカートの音型が難なく決まると、自然に鳥たちの姿が浮かび上がってくるでしょう。後年作曲された 「フルートとピアノのためのソナチネ」 の第2楽章と関連を感じさせます。このような曲を優雅に聴かせてしまうことができたら、かなりの名人芸と言えましょう。(解説/三上明子)ニュース
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