解説
G.プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」の第2幕から、ムゼッタのワルツ「私が街を歩けば」の主題を用いて書かれた、楽しい単一楽章の四重奏曲です。三部形式で書かれ、「ムゼッタのワルツ」の最初の前奏6小節のみを流用し、後はD.ドルフの創作です。前奏主題を4/4の4ビートに主題拡大したユニークなオリジナル・スウィング小品で、パート譜には演奏ニュアンスの書き込みがあります。前半ではバス・フルートが主題断片「F-A-C-F」を四分音符(punchy attacks)でベースランニングし、その上にピッコロが主題変奏を奏でます。中間部は静かなハーモニー(gentle)の響きに、アルト・フルートのソロが映えるスウィングを聴かせます。その後は即興的なジャズ奏法でフルートが泥臭く歌い(Solo dirty)、後半は最初の主題が再現されます。D.ドルフはニューヨーク生まれのアメリカの現代作曲家で、多種多様な実用的な作品を発表し、とりわけ子供の教育教材はじめ木管室内楽作品が好評を得ています。(解説/佐野悦郎)スタッフより
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