解説
Attitudeは態度・心構えを意味し、人格を含めた精神状態にも関わります。副題のホルモナルは、感情を司るホルモン(Hormone)に由来し、その形容詞形です。ホルモンには様々な種類があり、幸福感の「セロトニン」、やる気、快感をもたらす「ドーパミン」、集中力を高める「ノルアドレナリン」などは、人の態度や機嫌に大きな影響を与えます。作曲家は10代の精神状態を3つのネガティブな曲題として、コミカルに表現しています。I. Flirty(軽薄、浮気な)Allegretto(4/4)はソナチネ形式で書かれ、半音階、全音階、4度連続動機等を用いたバディヌリ風主題が錯綜し、その間を縫って神秘的な旋律が浮遊します。II. Pouty(不機嫌でふくれっ面)(4/4)は自由な楽句で全体的に数小節毎に区切られ、連続3度上行トレモロとトリルが重なり合い神秘的な響きを醸し出し、その中に時折、第1楽章と第3楽章の旋律が出現します。III. Antsy(不安でそわそわ)Agitato perpetuo(4/4)は音階断片が拍毎に連続リレーする無窮動的超絶技巧二重奏曲です。中間部では時折、第1楽章に類似した旋律が乱舞します。J.J.グリアーはアメリカの作曲家、鍵盤奏者、教育者です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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