解説
M.ラリューが主宰した「第1回ニース国際フルートコンクール(2007)」委嘱作品です。原曲はフルートとヴィブラフォンのために書かれ、それを六重奏曲に改作した現代曲です。三部形式枠で書かれ、前奏と中間に設けられた現代特殊奏法を駆使したゾーンが特徴です。Mysterieux librement(神秘的で自由に)は前奏で、低音楽器の息音「むらいき」が加速する中に小鳥のさえずりが対話します。主要主題は拍子を変化させながらジャジーなリズムを幾重にもリレーさせ、そこへ「むらいき」のスウィング・リズムが応答を繰り返します。中間Immobile(不動の)は小節線がなく、持続音[H]を軸に現代特殊奏法が駆使され、矢印で提示された即興的な「聞き合わせ」の問答を重ねます。前半に[H-Fis-A]音の断片とFisの倍音である[Cis]音が、後半では更に[C,E-D,G-F]音が加わります。再びジャジーな主要主題が現れ、華やかに幕を下ろします。S.デュフトレールはフランスのフルーティスト、作曲家、フルート指導者です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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