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P.デュカス は「魔法使いの弟子」で知られるフランスの作曲家です。パリ音楽院のギローの作曲クラスでは、3歳年上のドビュッシーと出会い、とても親しい間柄でした。パリ音楽院やエコールノルマルの作曲科教授を務め、評論や作品校訂の仕事も多くこなしました。作曲家としては自分に大変厳しく、晩年に70曲にも上る作品を破棄し、残された作品は20曲足らずです。ドビュッシーが亡くなって2年後に追悼作品集が刊行され、巻頭に置かれたのが、デュカスのピアノ曲「牧神のはるかな嘆き」(1920年)でした。この曲をフルートとピアノ用に編曲したG.サマズイユは、「牧神の午後への前奏曲」の編曲も手掛けています。緊張感のある8分音符の打ち直しが続く上に半音階が絡み合い、深い嘆きを反映した和音が響いて曲が進むうちに、「牧神の午後への前奏曲」からの引用が現れ、ドビュッシーとの友情の証としているように思います。デュカスの緻密な作曲技法にドビュッシーへの敬愛が込められたこの曲は、「クロード・ドビュッシーの墓」と題された作品集にふさわしい、独自の味わいを持った作品です。(解説/三上明子)スタッフより
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