解説
ロパルツは、20世紀フランスの並みいる作曲家の中で忘れられがちな存在ですが、91年にわたる独自の道を歩んだ人物です。フランス西部のブルターニュに生まれ、法律を修めた後、パリ音楽院でデュボワとマスネに学び、フランクのオルガンのクラスで薫陶を受けました。その後、長きにわたって、ナンシーとストラスブールの各音楽院の院長を務め、指揮を通じてフランス音楽の普及に功績がありました。 「フルートとピアノのためのソナチネ」は、院長職を引退して、故郷に帰った翌年の1930年に作曲されました。フルーティスト、ルネ・ル・ロワに捧げられています。3楽章からなり、フランク、フォーレにつながる、健康で自然な音楽を作り上げています。第1楽章:フルート、ピアノ両パートが雄弁に語り合う楽章。第2楽章:広大な風景を思い起こさせる冒頭から、リズミックな部分へと移ります。第3楽章:ト長調のダンスを思わせる楽章。中間部の嬰ト短調のひなびた旋律が美しいです。スタッフより
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