商品について
収録CDはこちら解説
カゼッラは、イタリアの作曲家、ピアニスト、指揮者、評論家です。13歳の時にパリ音楽院に入学し、17歳よりフォーレに作曲を学びました。彼はピアニストとしても非常に成功を収め、第一次世界大戦勃発のためにイタリアに帰る前には、パリ音楽院でピアノ科の教授も務めていました。有名な 「シシリエンヌとブルレスク」 は、1914年に、パリ音楽院卒業試験用に書かれた作品ですが、「バルカローラとスケルツォ 作品4」 は、1903年、カゼッラ20歳の作品です。フィリップ・ゴーベールに捧げられているので、多分、彼の演奏ぶりを想定して作曲されたのでしょう。「シシリエンヌとブルレスク」 がカゼッラ自身の個性を発揮した作品なのに比べ、「バルカローラとスケルツォ」 は、当時のフランス楽壇の空気を十分に伝える作品となっています。「スケルツォ」 のピアノ・パートの間奏に、突如、Piu presto assai のパッセージがあり、カゼッラの面目がうかがわれるところに面白さを感じました。(解説/三上明子)スタッフより
スタッフのおすすめ楽譜掲載中ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。