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ゴーベールはフランスのフルート奏者、指揮者、作曲家です。P.タファネルの最も著名な門下生の一人です。1897年にパリ・オペラ座オーケストラとパリ音楽院管弦楽団に参加し、ソリストとして頭角を現しました。1904年にパリ音楽院管弦楽団の第二指揮者を任されると、その後は指揮者としてのキャリアも並行して積みました。1905年にローマ音楽賞で2位を獲得しています。「シシリエンヌ」は1914年に当初はオーケストラのために書かれ、コンセーヌ・コロンヌのフルート奏者G.ブランカールに捧げられました。シシリエンヌとは「シチリアの」の意です。16世紀後半に牧歌的な舞曲として、17〜18世紀ではオペラや器楽曲として流行しました。ゆっくりとした6/8拍子で付点のリズムが特徴的です。フルートでも頻繁に演奏されるフォーレの「シシリエンヌ(1893)」から約20年後の作品です。三部形式は踏襲されていますが、中間部はドルチェではなくプリュ・ヴィト(より速く)となり、回帰の際にテンポが戻ります。付点リズムは冒頭のメロディーには現れませんが、抒情性のある旋律はエレガントかつ心のひだに触れるような魅力があります。中間部における付点リズムは舞踏的な動きを生んでいます。(解説/諸田大輔)スタッフより
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