数あるエチュードの中から、多くの方に支持されているものを中心にご紹介いたします。
導入のためのエチュード
楽器・音楽を初めて学ぶ方に配慮されて書かれています。使われている楽譜も易しいです。
言語 日本語
楽器取説
運指表
楽典
二重奏
CD

楽譜ID:31456
著者/T.ワイ
出版社/ON-TOMO
楽典の知識があまりない方でも無理なく学べる、導入のためのエチュードのロングセラーです。『トレヴァー・ワイ フルート教本1〜6』がありますが、その前段階です。音と指使いを丁寧に説明して少しずつ吹ける音を増やしながら進みます。それぞれ学習した音で吹ける短めの曲(二重奏も含む)で構成されてるので、レッスンでも使いやすいでしょう。付属のCDには模範演奏と伴奏のみのピアノ演奏が入っています。

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表
楽典 (少しあり)
二重奏
CD

楽譜ID:31457
著者/T.ワイ
出版社/ON-TOMO
『トレヴァー・ワイ 初級用フルート教本 』の下巻です。音域も広がり、楽典的にも音楽的にもゆるやかにステップ・アップしていきます。調性を意識させる構成で、音階等、音楽の基本もしっかり学べます。所々にワイ氏によるフルートの歴史に関する短いコラムがついており、知識が深まります。

言語 日本語
楽器取説
運指表
楽典
二重奏
CD ×

楽譜ID:29722
著者/加藤克朗
出版社/DOREMI
楽器・音楽を初めて学ぶ人にとって最初の壁となる『楽譜を読むこと』を難しく感じさせない工夫がされています。音楽の基礎の部分(楽典)がしっかり入っています。馴染みのある曲を多く使い、楽譜を読む負担を感じることなく演奏に取り組めます。多くのフルーティストを育てるエチュードのロング・セラーです!

言語 日本語
楽器取説
運指表
楽典
二重奏
CD ×

楽譜ID:12854
著者/福島芳子
出版社/FUKUSHIMA,Y.
教本に入る前のエチュードのロングセラーです。先生との二重奏が多く、レッスンでお使いになることを想定して作られています。馴染みのある曲が中心なので、楽譜を読むことの難しさも少なく、楽しくレッスンを進められるでしょう。

言語 日本語
楽器取説
運指表
楽典
二重奏
CD

楽譜ID:22627
著者/古谷光子
出版社/FULULU
楽器を持つ前の呼吸法や頭部管だけを使った練習などが丁寧に紹介され、初めてフルートを持つ独習者の方にも分かりやすい内容です。1曲ごとに『指使い』『リズムと楽譜』『ポイントガイド』『ウォーミングアップ』をそれぞれ解説。世界の名曲を演奏出来るよう導いてくれます。伴奏のCDも付いています!

言語 日本語、英語
楽器取説 ×
運指表
楽典 ×
二重奏
(オプション)
CD

楽譜ID:12774
著者/高橋利夫
出版社/ON-TOMO
ヴァイオリンの教育法で有名な『スズキ・メソード』のフルート教本です。この教育方法を学んだ事がある方、興味がある方が意識的に取り入れると良いと思います。それぞれの楽曲の演奏CDと、ピアノ伴奏譜、オプションで第2フルートパートのパート譜も付いています。フルートの美しい名曲を通してよい耳と美しい音、演奏技術と音楽的表現力を養う教育方法です。なお、この『鈴木フルート指導法シリーズ』は同じ全音から7巻まで出版されています。

言語 日本語
楽器取説
運指表
(表ではない)
楽典
二重奏
CD ×

楽譜ID:15422
著者/F.ジェイコブス
出版社/ZEN-ON
初めて音楽とフルートを始める方が楽典の説明と楽器の演奏を同時に学べる教本です。楽典の説明と新しい音の指使いを紹介し、それを踏まえた短い曲をテキストに使い、少しずつ確実に音楽とフルートの知識と技術の幅を広げます。多くの先生に支持されているエチュードです!

言語 英語
楽器取説 ×
運指表
楽典 ×
二重奏
CD ×

楽譜ID:4131
著者/A.C.ピーターセン
出版社/RUBANK
易しい音と楽譜で、無理なく確実にステップ・アップできる教本です。楽器や楽典の説明はないので、他の教本との併用や次の教本に進む前の移行など必要に応じてお使いいただく事をおすすめします。

初級者
楽器・音楽の基本が理解できた初心者の方が使いやすいエチュードです。
言語 日本語
楽器取説
運指表
楽典 ×
二重奏
CD ×

楽譜ID:12706
著者/H.アルテス
出版社/JFC
パリ音楽院フルート科教授を務めたアンリ・アルテス(1826-1895)による日本で最も普及している初級用フルート教本です。こちらはLEDUC社のCARATGEの改訂版を元に比田井洵氏が編集した内容で、解説の大部分は比田井氏によるものです。巻末にガリボルディのミニヨン・エチュードOP.131、音楽用語がついています。

言語 日本語
楽器取説
運指表
楽典
二重奏
CD ×

楽譜ID:12709
著者/H.アルテス
出版社/SINFONIA
LEDUC社より出版された最も古いとされる1904年版とほぼ同じ内容の1880年版を底本に、植村泰一氏が翻訳したものです。原本に忠実に寄り添った内容で、特に音を出す前の予備知識の内容がとても充実しています。アルテス・フルート教本のありのままの姿が見えてきます。

言語 日本語
楽器取説
運指表
楽典
二重奏
CD ×

楽譜ID:18985
著者/加藤克朗
出版社/DOREMI
音楽の知識のある初心者の方が使いやすい教本です。和声感を養うことを目的としており、ほぼ二重奏になっています。1曲1曲が短め、そして楽譜が大きくて見やすいです。多くのレッスンで使われているロング・セラーです!

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表
楽典
二重奏
CD ×

楽譜ID:31088
著者/加藤克朗
出版社/DOREMI
加藤克朗氏のフルート教本第2巻です。こちらもほぼ二重奏で、世界の名曲を中心に構成されています。音階も取り入れられ、さらに装飾音やダブル・タンギングも含まれてきます。和声感、調性感を伴った音楽的な演奏を目指します!

言語 日本語
楽器取説
運指表
楽典
二重奏
CD ×

楽譜ID:12839
著者/吉田雅夫
出版社/ZEN-ON
吉田雅夫氏による、初級から中級までの内容が凝縮された独習者でもお使いいただけるように書かれた教本です。前半に基礎技術練習、後半に世界の名曲の小品がまとまっています。氏の校訂のJ.S,BACH/無伴奏パルティータ、さくら変奏曲(Fl.Pf)、DONJON/PAN(Fl.Pf)、HANDEL/SONATE(2Fl)、BOISMORTIER/CONCERTO(5Fl)も収録されており、フルートの楽しみを広げてくれます。

言語 日本語
楽器取説
運指表 ×
楽典
二重奏
CD ×

楽譜ID:12730
改訂版フルート教本/FLUTE METHODE
著者/吉田雅夫
出版社/SINFONIA
品切れ・再販未定
日本フルート界の巨匠、吉田雅夫氏の教本です。トゥルーのフルート教本と1976年にNHKで放送された「フルートとともに」という番組で使われたテキストを元に構成されているそうです。ライヒェルトやフュルステナウ、モーツァルトも含まれています。それぞれの曲を演奏するにあたっての注意点、テンポや強弱、曲の作り方を解説しています。随所に師であるモイーズやアンドレ・ジョネ、また自身の音楽哲学がちりばめられており、とても読みごたえがあります。初級から中級の方を対象としておりますが、扱っている内容は難しいです。基本的な楽器の取り扱い説明や呼吸法などの説明もあります。

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表
楽典
二重奏
CD ×

楽譜ID:15730
著者/金昌国
出版社/JUPITER
演奏家、指導者として日本のフルート界を牽引してこられた金昌国氏による教本です。J.S.バッハとモーツァルトの美しい名曲をテキストに使いながら初心者の基礎奏法を紹介していきます。無理なく、将来の発展のために大切な基礎技術を習得すること、そして早いうちから美しい音楽に触れてもらいたいという氏の思いが込められています。

言語 日本語
楽器取説
運指表
楽典
二重奏
CD ×

楽譜ID:16312
著者/堀井恵
出版社/TORIM
演奏家、指導者としてご活躍の堀井恵氏による教則本です。大き目の見やすい楽譜で、美しい二重奏曲を多く使い、楽しく自然に上達が望めるでしょう。独習者でもお使いいただけるよう配慮されており、著者の言葉による解説が丁寧で分かりやすいです。最後にドヴィエンヌの18のデュエットがついています。

言語 日本語、英語、ドイツ語、フランス語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:2359
著者/M.モイーズ
出版社/LEDUC
『美しい音質(ソノリテ)』を問い続けたフルートの神様、マルセル・モイーズによる入門書は、やはり美しい音を目指して書かれています。13の課題からなる本書は、初めての音との出会いをとても大切に作られています。単調な音の配列で、きれいな音を得ることに集中できるよう書かれています。練習の意味をよく理解し、丁寧に吹いていただきたい教本です。

言語 日本語、英語、ドイツ語、フランス語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:2374
著者/M.モイーズ
出版社/LEDUC
モイーズ自身によって作られたオリジナルの練習曲です。24の調性で、それぞれテーマの旋律とそのヴァリエーションを練習します。シンプルなリズムとアーティキュレーションでフルートの基本的な技術練習を網羅しています。初級用ではありますが、技術の確認や音の繋がりへの意識など、練習の仕方によって中級・上級と長くお使いいただける教本だと思います。

言語 英語
楽器取説 ×
運指表
楽典 ×
二重奏
CD ×

楽譜ID:4157
著者/H.ヴォックスマン
出版社/RUBANK
ある程度音を出せるようになった楽典の知識のある初級者の方がお使いいただけるエチュードだと思います。音階、二重奏、タンギングやトリル、ターン、小品が入っており、それぞれをバランスよく練習するモデル練習表がついています。シャープ、フラット2つくらいまでです。初級者の方のフルート・テクニックの確認に、次の教本の間のつなぎに使用してもよいかもしれません。

言語 英語
楽器取説 ×
運指表
楽典 ×
二重奏
CD ×

楽譜ID:4158
著者/H.ヴォックスマン
出版社/RUBANK
『ADVANCED METHODS FOR FLUTE』の第2巻です。シャープ、フラット3つ以上です。音階、二重奏、アーティキュレーション、トリル、ターン等のテキストがまとまっています。1巻同様、それぞれのテクニックをバランスよく練習できるモデル練習表がついています。もちろん、苦手な部分を取り出して練習したり、強化したい内容を重点的に反復練習も出来ます。

言語 英語、ドイツ語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:4372
著者/G.ガリボルディ
出版社/PETERS
初心者が初めて出会うガリボルディの入門書です。フルートの演奏の基礎となるリズムや音形、調性などを段階的に取り入れた58曲のエチュードが収録されています。各曲は短めで演奏の負担を感じることなく進められると思います。テキスト内容についての説明は特にありませんので、指導者と共にレッスンや、初級用の他の教本にプラスしてお使いになることをおすすめします。

言語 日本語、フランス語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:2225
著者/G.ガリボルディ
出版社/LEDUC
フルートの練習曲を数多く残したガリボルディの初級者用のエチュードです。日本フルートクラブ版の「アルテス フルート教本 第1巻」の最後に収録されていることから、多くの初級者が学んでいるエチュードだと思います。♯3つ、♭3つまで長調、短調を含む20曲で、初級者が学ぶべき楽典と技術練習が盛り込まれています。全曲を通して感じられる可愛らしいメロディーから様々なイメージが広がり、音楽を表現する楽しさも増えていくでしょう。中級へのステップに適したエチュードです。

言語 英語、ドイツ語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏
CD ×

楽譜ID:1164
著者/E.ケーラー
出版社/ZIMMERMANN
初級から中級者向けのエチュードとして多く用いられるケーラーの作品です。それぞれ各調性ごとに、音階、分散和音、練習曲、二重奏で構成されています。1巻はD-DUR、G-DUR、D-MOLL、F-DUR、E-MOLL、B-DUR、C-DUR、H-MOLL、A-DUR、Fis-MOLLの10のテキストになります。

言語 英語、ドイツ語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏
CD ×

楽譜ID:1165
著者/E.ケーラー
出版社/ZIMMERMANN
それぞれ各調性ごとに、主に音階や3度4度5度6度の連続進行、練習曲、二重奏で構成されていますが、1巻より変則的です。2巻はD-DUR、C-DUR、A-MOLL、G-DUR、H-MOLL、G-MOLL、E-MOLL、A-DUR、D-MOLL、Fis-MOLLの10のテキストになります。

言語 英語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:2874
著者/J.アンデルセン
出版社/SCHIRMER
アンデルセン(1847-1909)はデンマークで生まれた、フルーティスト、作曲家、指揮者です。中級者以上の数多くのエチュードや、演奏会用小品を残しています。この「18の練習曲 OP.41」は、アンデルセンのエチュードの中では易しい初級者用のものになります。全18曲には、テーマになっている音形(リズム・パターン)があり、その中で曲が展開していきます。フルートの楽曲の中でよく登場する音形なので、慣れておくと今後の演奏に役立つでしょう。中音域が中心で、曲全体の作りもとてもシンプルです。「アルテス フルート教本 第1巻」くらいの内容が吹ける方でしたら、問題なく取り組めると思います。基礎技術の習得にお役立て下さい。

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:35709
著者/J.アンデルセン
出版社/SINFONIA
初級者の基礎技術練習習得のためのエチュードとして、多くのレッスンで使われている「18の練習曲 OP.41」。植村泰一氏の分析・解説・練習の手引きと共に、シンフォニア社より出版されました。先に出版されていた植村氏のE.ケーラーのエチュード同様、作曲家の意図を読み取る訓練として、とても丁寧に楽譜との向き合い方を示しています。#♭4つまでの長・短調が18曲。美しいメロディーの曲が多いので、楽しみながら取り組むことができそうです。植村氏の解説により、音楽的な演奏に近づくヒントが詰まった多くの学びを得られる楽譜だと思います。

言語 英語、ドイツ語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏
CD ×

楽譜ID:3886
著者/曲集
出版社/BUDAPEST
初心者から中級者のための二重奏の小品(ボワモルティエ、バッハ、テレマン、モーツァルト、ドヴィエンヌ、ベートーヴェン等)が数多く収録されています。バロックから古典派の美しいメロディーをお楽しみいただけます。他の初心者用の教本の副教材に適しています。

言語 英語、ドイツ語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏
CD ×

楽譜ID:4177
著者/曲集/H.ヴォックスマン
出版社/ZIMMERMANN
バロック時代の作曲家の小品を集めた初心者のための二重奏曲集です。『CSUPOR/FLOTENDUOS FUR ANFANGER』よりも曲のつくりはシンプルで、アンサンブル入門のテキストとしてお使いいただけます。また他の初心者用の教本の副教材に適しています。

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏
CD ×

楽譜ID:33893
監修協力/宇畑知樹  編曲/小野寺真
出版社/ZEN-ON
『2人で取組む基礎練習』という副題の通り、基礎練習から全てデュエットになっています。相手を感じることで生まれる音楽の楽しみが、音楽全般のレベル・アップに繋がります。楽典の知識のあるアンサンブルに取り組む初心者向けでしょう。吹奏楽の名門校『埼玉県立伊奈学園総合高等学校』の吹奏楽部の顧問、宇畑知樹氏が監修しています。

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:32832
著者/小泉浩
出版社/ZEN-ON
ブラスバンド等でフルートを吹く初級から中級の方が、個人練習の際お使いいただける基礎練習を紹介したエチュードです。シンプルな練習法がほとんどですが、メトロノームを使って正しく練習を続けることで、フルートの基礎の技術を確実にレベルアップ出来るでしょう。特に呼吸法やきれいな音を出す『ソノリテ』の練習を分かりやすく説明しています。日本のフルートの現代音楽の権威である小泉浩氏による執筆です。

言語 英語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏
CD ×

楽譜ID:2941
曲集/L.モイーズ
出版社/SCHIRMER
M.モイーズの息子で、フルート奏者、作曲家、教育者でもあるルイ.モイーズ。アメリカのG.シャーマー社より『ルイ.モイーズ/フルート・コレクション』という初級者・中級者を中心としたエチュードや小品集のシリーズを出版しています。この曲集は、バロック、古典、ロマン派の小品を中心に40曲収録。L.モイーズ自身の作品も8曲含まれています。曲は短めで合わせやすく、アンサンブルの初心者にも安心です。ピアノ伴奏も付いているので、おさらい会や勉強会などでのレパートリーとしても良いと思います。

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:19056
編纂/北村薫  作曲/二宮洋
出版社/MURAMATSU
フルート・アンサンブルは、学生の吹奏楽部や音楽教室での発表会、フルート仲間との演奏会など様々な場面で出会う機会があると思います。アンサンブルには、一人で演奏することでは得られない音楽の喜びと学びが多くあります。音程や息の合わせ方、和音の響かせ方など、アンサンブルならではの技術の習得の助けとなるのがこのエチュードです。初心者の方や、指導者がいなくてもお使いいただけるようにと、丁寧な説明が付いています。内容は、アンサンブルについての解説、チューニングについての解説、合奏練習〔第一章・ユニゾンとオクターヴ、第二章・ヴァリエーション、第三章・ハーモニー、第四章・応用編モーツァルト「レクイエム KV.626」より「ラクリモーザ」〕。桐朋音楽大学とムラマツフルート・レッスンセンターで講師を務められた北村薫氏が編纂、楽曲は作曲家の二宮洋氏によるものです。大き目の楽譜で、ゆったりと見やすく作られています。数少ないアンサンブルの為のエチュードとして、吹奏楽の学生や、アマチュア・アンサンブルを支え続けるロング・セラーです!

中級者
フルートの古典的教材を中心に、演奏するために大切な基本的技術と豊かな音楽表現を学ぶエチュードです。
言語 日本語
楽器取説 ×
運指表
楽典 ×
(音楽用語のみあり)
二重奏
CD ×

楽譜ID:12707
著者/H.アルテス
出版社/JFC
日本フルートクラブ版、アルテスフルート教則本第2巻です。前打音やトリル、ターン、ダブル・タンギングなど、フルートにとって重要な技術の練習が多く含まれています。原本となったLEDUC版は全て二重奏ですが、比田井氏の編集により18課、19課、21課、22課、23課、25課、27課(1曲)は独奏になっており、またテレマンの二重奏が1曲追加されています。1巻同様、フルート教本のベスト・セラーです!

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表
楽典 ×
(音楽用語のみあり)
二重奏
CD ×

楽譜ID:12710
著者/H.アルテス
出版社/SINFONIA
原本にこだわって作られた、植村泰一氏によるアルテスフルート教本第2巻です。1巻同様、氏による『訳者解説』もついた豪華な内容で、アルテスのありのままの姿を学ぶことが出来ます。2巻は音階やアルペジオ、導音やトリルの運指表などが含まれており、フルーティストにとっていつもそばに置いておきたい一冊です。ほぼ二重奏ですので、レッスンでお使いになると良さそうです。

言語 日本語
楽器取説
運指表
楽典
二重奏
CD ×

楽譜ID:22560
著者/P.タファネル&Ph.ゴーベール
出版社/SINFONIA
「近代フルートの父」と呼ばれるP.タファネル(1844-1908)と、その教え子であるPh.ゴーベール(1879-1941)の2人によって書かれた、当時、完成したばかりのベーム式フルートのための教則本です。1923年にLEDUC社より出版されたものを吉田雅夫氏が訳しました。初心者が使うことを想定して書かれていますが、ある程度吹けるようになってからの方が良いと思います。第一巻は、第1部(音、アーティキュレーションとシングル・タンギング、レガート、シンコペーション、第3オクターヴ、エチュード、音階等)第2部(装飾音)第3部(タンギング)に分かれています。100年近く前に書かれた教本ですが、受け継がれてきた音楽の歴史と数多くのアイディアは、現代の私たちにとっても多くの学びを与えてくれるでしょう。

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:22816
著者/P.タファネル&Ph.ゴーベール
出版社/SINFONIA
第2巻は第4部〜第8部が収められています。第4部は、LEDUC社より出版されている横長の「17のメカニズム日課大練習」の内容です。有名な“レミファソラソファミ…”のエチュードです。第5部「進歩に役立つ24のエチュード」。“フィンガリングのために”“右手の人差し指のために”“唇の柔軟のために”“アーティキュレーションのために”など、全てに明確な練習目的が置かれています。第6部「高度な演奏に役立つエチュード」。第7部「スタイル」。J.S.バッハのソナタ、モーツァルトのKV.314の1、2、3楽章と、KV.313の1、2楽章のカデンツァ、最近はあまり聞かないX.ルルーやA.ドワイヤンの作品を取り上げています。第8部は「著名オーケストラ作品の難しいパッセージ」。いわゆる、“オーケストラ・スタディ”です。こちらもA.アダム、V.ダンディー、H.ラボーなど当時の流行を思わせる作品が含まれています。コンセルヴァトワールの伝統が息づくエチュードです。

言語 日本語、英語、フランス語、ドイツ語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:2371
著者/M.モイーズ
出版社/LEDUC
モイーズの教本の中で最も有名なものの一つ『ソノリテについて 方法と技術』。フルートの音についてのモイーズの長年の努力と研究の多くが示されています。【第一部/音色と全音域の音の同質性について】【第二部/特に低音域における音の柔軟性について】【第三部/アタックと音の連結について】【第四部/音の豊富さについて、第五部/演奏における音の統制について】以上の5つの項目について解説と実際の練習になります。こちらは吉田雅夫氏の日本語訳版ですが、フランス語・英語・ドイツ語でお読みになりたい方はこちらをどうぞ →楽譜ID2369フランス語版(英語・ドイツ語)

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:19883
著者/金昌国
出版社/JUPITER
金昌国氏によるフルート教本の2巻です。1巻と同じく、J.S.バッハとモーツァルトの楽曲をテキストに使っています。ダイナミックス、ヴィブラート、息のとり方、歌うポイントの見つけ方等”音楽的であるための技術”が語られています。また、一番最後の『精神の緊張』の項目では、舞台に上がる心構えについて触れています。別冊でピアノ伴奏譜がついていますので、レッスンや発表会でもお使いいただけると思います。

言語 英語、ドイツ語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:1155
著者/E.ケーラー
出版社/ZIMMERMANN
E.ケーラー(1849-1907)はイタリアで生まれ、少年期からイタリア各地でフルーティストとして活躍、その後ウィーンのカール劇場また、サンクト=ペテルブルクで帝室オペラ劇場の首席を務めました。このエチュードは日本では初級・中級者のほとんどが取り組むもので、演奏レヴェルの目安にもされています。♯4つ、♭3つまで、長さは小節数で38〜92。一曲ずつ異なる曲調の15曲で出来ており、何より美しいメロディーが特徴的です。長い間CARL FISCHER版がよく使われてきましたが、現在のところ乱丁が多く見つかっており、ZIMMERMANN版をお使いになる方が増えています。

言語 英語、ドイツ語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:1156
著者/E.ケーラー
出版社/ZIMMERMANN
第2巻には12曲が収められています。1巻と共に、多くのレッスンで使われるフルーティスト必須のエチュードです。♯4つ、♭2つまで、1巻に比べてより『歌』を感じる内容で、技術的にも音楽的にもレヴェル・アップしていますので、1巻が終わってから続けて2巻に入るのは少し難しいでしょう。音楽学校の試験やコンクールの課題として採用されることも多くあります。エチュードとしてではなく、ソロの小品を吹くように演奏してください。

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:12712
著者/E.ケーラー
出版社/SINFONIA
植村泰一氏による校訂、そして解説のついた大変有益な楽譜です。氏はこのエチュードを「楽譜の読み方、音楽の解釈方法のための大変優れた曲集」としています。ここまでに身につけてきた楽典とフルートの技術の基礎をもとに、今後の大きな発展の助けとなる重要な練習曲と言えるでしょう。楽曲の形式、テンポと表情、演奏上の注意、練習方法など細かく記されています。植村氏の解説によりこの楽曲から学べることの多さに感動、そして音楽の面白さに気づかされます。これから学ぶ方はもちろん、復習したい方や指導する方にお読みいただきたい一冊です。

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:19012
著者/E.ケーラー
出版社/SINFONIA
こちらも1巻同様、植村泰一氏による解説のついた楽譜です。12曲の解説から、楽典的な内容や音楽表現の様々なヒントなど、多くの学びを得ることが出来ます。著者による“まえがき”のなかに『…楽譜の読み込み、音楽解釈のための練習であることを強く意識して研究することが大切である。』という一文があります。この練習曲を演奏技術の修得だけで終わらないように努力し、より音楽的な演奏を目指しましょう。

言語 日本語、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:1159
著者/E.ケーラー
出版社/ZIMMERMANN
ケーラーのエチュードの中で中級以上の方の多くが学ぶ作品です。全25曲それぞれに曲のイメージが広がる表題が付いており、基本的技術練習と音楽表現がまとまっています。[1、スウィング(ブランコ) 2、人形のワルツ 3、からかい 4、なぐさめ 5、指の練習 6、噴水 7、月の光 8、ジグザグ 9、オクターヴ 10、ツバメ 11、タンタロスの苦悩 12、手をつないで 13、お別れ 14、ダブル・タンギング 15、糸車 16、近代風カンタービレ 17、トリルと前打音 18、風 19、虫(蚊)のダンス 20、ハト 21、海辺 22、カッコーとナイチンゲール 23、スペイン風カプリス 24、ガヴォット 25、ロシアの踊り]“音楽的に演奏するための技術”を日々の練習から取り入れることで、今後の大きな発展を望めるでしょう。

言語 英語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:2895
著者/T.B.ベルビギエ
出版社/SCHIRMER
ベルビギエ(1782-1835)は、18世期の初めごろにフランスで活躍したフルート奏者、作曲家、指導者です。この「18の練習曲」はベルビギエが著した「総合教則本」の一部から抜粋されたもので、中級者に必要な音階や分散和音を中心とした基本的技術練習をカバーしています。また、様々なパターンのアーティキュレーション、パッセージ、ブレス・コントロール等のテクニックは、フルートの曲の中で使われるものが多くあり、今後進むエチュードや楽曲の助けになってくれるでしょう。校訂者は、19世期の初めにフランスとアメリカで活躍したフルーティストのジョルジュ・バレール(1876-1944)です。

言語 日本語、フランス語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:2227
著者/G.ガリボルディ
出版社/LEDUC
「ガリボルディ/可愛らしい練習曲(ミニヨン・エチュード) OP.131」に続くエチュードです。長調、短調を含む♯4つ、♭4つまでの20曲で、アーティキュレーションやパッセージ・パターンは「OP.131」に比べて細かく、技術とともに表現の幅も広がっていきます。音符の数が増え細かくなっていくと、つい音を正しく並べることに注意が向いてしまいますが、それぞれの楽曲にふさわしい音と表現を探っていくことが、中級者以上の方にとって大切になってくるのではないでしょうか。その練習として、より音楽的な表現を目指せるエチュードです。

言語 英語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:5109
著者/T.ベーム
出版社/CARL FISCHER
Th.ベーム(1794-1881)は、ドイツで生まれたフルート奏者で、有名な『ベーム式システム』を開発した楽器製作者です。教育者、作曲家としても活躍し、多くのフルート用教則本や変奏曲、サロン用小品などを残しています。内容は中級者の方向けですが、幅広い音域とトリルや音階、アルペジオが登場します。ベームのエチュードの中では難易度は低いですが、中級以上の技術が必要でしょう。24すべての調性が含まれ、曲によっては長めのものもあります。フルートの楽器の特性に詳しいことや、演奏者としての経験がうかがえる、やや反復的な技術練習が続きますが、やりごたえがあります。アルテスの2巻くらいが吹ける方で、ガリボルディやアンデルセン、ケーラー以外のエチュードをやってみたい方におススメです。

言語 日本語、フランス語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:2228
著者/G.ガリボルディ
出版社/LEDUC
数多くのフルートの練習用エチュードを残したG.ガリボルディ(1833-1905)による曲集です。演奏するにあたって、序文で「演奏の明確さ」「リズム」「ニュアンス」を挙げており、この3点に注意を払って演奏することにより、エチュードが意図した効果が得られるとしています。それぞれの曲は雰囲気こそ異なりますが、憂いのあるロマンティックなメロディーが多く、中級者の技術・表情を表現したいところです。♯4つ、♭5つまでです。「アルテス フルート教本 第1巻」を終えて、ガリボルディの作品をもう少しやってみたい方におすすめします。

言語 英語、ドイツ語
(タイトル・詩のみフランス語)
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:15322
著者/J.ドンジョン、F.ドンジョン
出版社/AMADEUS
このエチュードの作者はJ.ドンジョンとその父親F.ドンジョンによるものです。サロン・エチュードの8曲にはそれぞれ表題が付いており、技術練習を越えて1つの曲として音楽表現を学ぶことができるでしょう。試験やコンクールの課題曲、また演奏会のアンコール・ピースとしても使われるものもあります。中級から上級者の為の美しい小品集とも呼べそうです。こちらも合わせてご覧下さい。→再発見!エチュード・コレクション第4回

言語 日本語、英語、フランス語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:2170
著者/L.Ph.ドゥルーエ
出版社/LEDUC
ドゥルーエ(1792-1873)はオランダで生まれヨーロッパとアメリカで活躍したフルーティストです。このエチュードは元は全4部から成る「Méthode pour la Flute ou Traité complet et raisonné」という教則本の第4部分、全46曲からの抜粋です。♯7つ、♭5つまでの長短調のエチュード25曲と、最後に全ての練習を網羅した大練習曲が収められています。曲は、基本的な音階やアルペジオ等による音形ですが、流れるような美しい旋律が浮かびあがってくる華麗なエチュードです。校訂はルイ・フルーリー(1878-1926)、細野孝興氏の日本語訳が付いています。出版社によって最後の25曲目に違いがあるのでご注意下さい。詳しくはこちらをご覧下さい。→再発見!エチュード・コレクション第7回

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:12837
著者/G.ガリボルディ
出版社/SINFONIA
初級・中級者のためのエチュードを数多く残しているガリボルディの二重奏曲集です。第1巻は「6曲のやさしいデュエット」「6曲の小さなデュエット」「6曲の旋律的なデュエット」の全18曲です。練習曲風というよりは、デュエットを楽しむためにつくられた可愛らしい小品集になっています。楽譜は二段譜ではなく、それぞれのパート譜が1冊ずつの分冊になっています。訳者の吉田雅夫氏による「デュエットの楽しみ」という文章が寄せられており、その中で、“アルテス・フルート奏法(シンフォニア)の第1巻を終えようとする方、第2巻に入っている方が先生と楽しむには最適の曲”と紹介しています。デュエットによって得られるアンサンブルの基礎と音楽の楽しみが、レッスンに時間をより豊かなものにしてくれるでしょう。こちらも合わせてお読みください。→再発見!エチュード・コレクション 第5回目

言語 日本語
楽器取説 ×
運指表 ×
楽典 ×
二重奏 ×
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楽譜ID:12838
著者/G.ガリボルディ
出版社/SINFONIA
第2巻は「6曲のスタイルのデュエット」「6曲の輝くデュエット」「6曲の大きなデュエット」の全18曲です。第1巻に比べると、曲全体が大きく、拍子や調性、曲調の変化などより音楽的にアンサンブル力が求められる内容になっています。♯4つ、♭3つ(転調で♭5つもあり)くらいまで、音域も中音域が中心で、アンサンブルに慣れてきた中級以上の方にとって、無理なく楽しく進められる曲集です。ガリボルディ(1833-1905)はイタリアで生まれ、パリで活躍しました。イタリア人らしい「歌」が盛り込まれた多くの楽曲は、長い間多くのレッスンで愛されています。こちらも合わせてお読みください。→再発見!エチュード・コレクション 第5回目

言語 英語
楽器取説 ×
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二重奏
CD ×

楽譜ID:4156
曲集/ヴォックスマン
出版社/RUBANK
『SELECTED DUETS FOR FLUTE,VOL.1 EASY-MEDIUM』の続編です。W.F.バッハ、テレマン、ルイエに加えて、ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンなど古典派の楽曲で構成されています。レッスンの副教材として、アンサンブル練習や初見の練習、また、きれいな曲が多いので、フルート仲間とのおさらい会や合宿などでもお使いいただけそうです。楽譜は2段譜のスコアのみです。

言語 英語
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楽典 ×
二重奏
CD ×

楽譜ID:18652
曲集
出版社/BUDAPEST
『CSUPOR/FLOTENDUOS FUR ANFANGER』の続編です。全28曲で、バロック、古典、ロマン派の小品で構成されています。技術練習や反復練習が増えてくる中級者の方のレッスンの中で取り入れると、ホッと一息つけるのではないでしょうか。音楽の愉しみを感じられるデュエット集です。

言語 英語
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二重奏
CD ×

楽譜ID:2940
曲集/L.モイーズ
出版社/SCHIRMER
M.モイーズの息子で、フルート奏者、作曲家、教育者でもあるルイ.モイーズ。アメリカのG.シャーマー社より『ルイ.モイーズ/フルート・コレクション』という初級者・中級者を中心としたエチュードや小品集のシリーズを出版しています。この曲集は、バロック、古典、ロマン派の小品が12曲。L.モイーズ自身の作品はありませんが、テレマンやドヴィエンヌ、ベートーヴェン等、最後にメンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』のスケルツォが収録されています。アルテスの1巻が吹けるくらいでしたら問題なく取り組めると思います。他の教則本との併用におススメします。なお、楽譜は1st、2ndのパート譜のみです。

専門的技術の向上を目指したい!
基本教材よりさらに踏み込んだ内容。名フルーティストたちによる特色あるエチュードです。
音色について
言語 日本語/英語
楽器取説 ×
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二重奏 ×
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楽譜ID:12154
著者/M.モイーズ
出版社/MURAMATSU
『フルートのための、演奏を通じての音の発展』を念頭に書かれた、モイーズの直筆による著書です。吉田雅夫氏の監修、有馬茂夫氏の訳により、日本語でモイーズの言葉を受け取ることができます。その内容は、『ヴィブラート』『ソノリテ』について思うこと。そして、オペラのアリアや器楽曲の美しい旋律の断片から、声楽家や器楽の名手の演奏を手本にフルートで歌うことの可能性を広げていくという、創造力と良い耳、音楽への愛が試されるものとなっています。『フルートの神様』のフルートへの真摯な姿勢と歌うことへの喜びが感じられる、フルートを吹く全ての方に読んでいただきたい名著です!

言語 英語
楽器取説
運指表
楽典
二重奏 ○(1曲)
CD ×

楽譜ID:11807
著者/M.モイーズ
出版社/MCGINNIS
オペラのアリアや器楽曲の美しい旋律の一部を音域とダイナミックスごとに集めた曲集で、『良い音』を音楽表現と共に探ります。後のフルーティストやコンセルヴァトワールの指導者たちに大きな影響を与えた練習方法で、フルートの持つ可能性を引き出すことはもちろん、それぞれの曲の作曲家や作品についての学びや創造力も広がる、画期的な内容です。使われている楽曲はきれいな旋律のものを中心に選ばれており、難易度は高くありません。上級者でなくてもお使いいただけます。

言語 日本語/英語
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CD ×

楽譜ID:16437
著者/P.L.グラーフ
出版社/SINFONIA
今なお現役で演奏活動を行うグラーフの教本。自身の演奏経験から得た音楽哲学に基づいた、フルート演奏に必要な20の基礎練習が紹介されています。『呼吸』『アンブシュア』『指T』『音階とアルペッジョ』『いろいろな音域T』『アーティキュレーション』『音』『指U』『いろいろな音域U』『指V』から成っています。グラーフのフルート哲学を感じる内容で、しっかり練習すると確実にレベルアップに繋がる中・上級者向けの名著と呼べるでしょう。

言語 英語
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楽譜ID:24689
著者/P.L.グラーフ
出版社/MCGINNIS
グラーフによる『音楽的な良い音』を得るためのエチュードです。師であるマルセル・モイーズの『TONE DEVELOPMENT』へのオマージュと語っている通り、美しい旋律を取り出して表情豊かに歌うという内容です。さらに、様々な調に移調して同じように歌うことを求めており、美しい音、音楽的な表現力を高めます。テキストとして抜粋して使われている楽曲は、オペラのアリアとフルートの作品が多くを占めており、歌うイメージがしやすいと思います。別冊でピアノ伴奏譜が付いています。

言語 英語/フランス語
楽器取説 ×
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楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:32341
著者/Ph.ベルノルド
出版社/BILLAUDOT
パリ音楽院でアラン・マリオンに学び、ランパルコンクールで優勝したフランスを代表するフルーティストの一人、フィリップ・ベルノルド氏のエチュードです。現在、ソリストとして世界各地で活躍され、母校のパリ音楽院の教授として指導にもあたっています。『アンブシュアのための218の練習』は大きく ①ヴォカリーズ ②音の跳躍 ③ロング・トーン ④アタック の項目に分かれています。様々な調性、音形、音域のテキストから成っており、単調にならずトレーニングができます。アンブシュアの難しさを克服し、豊かに、美しく響く音を得ることを目的としています。

言語 英語/フランス語
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楽譜ID:33241
著者/Ph.ベルノルド
出版社/BILLAUDOT
ベルノルド氏による『アンブシュアのための218の練習』の続編です。内容は@息の圧力(ヴォカリーズ、跳躍)A唇の周りの筋肉の発達(ハーモニクス、ロング・トーン)B気柱の制御C楽器の歌わせ方、の4つの項目に分かれています。J.S.バッハやベートーヴェン、ビゼーなどの曲の一部をテキストに使い、様々な調性で練習できます。モイーズの『トーン・ディヴェロプメント』を思わせる、コンセルヴァトワールの歴史ある練習法が感じられる、奥深いエチュードです。

技術練習について
言語 日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語
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楽譜ID:2489
著者/P.タファネル&Ph.ゴーベール
出版社/LEDUC
P.タファネル(1844-1908)と、その教え子であるPh.ゴーベール(1879-1941)によって書かれた教則本「Méthode Complète de FLÛTE」の第4部に登場する「17 Grands Exercices Journaliers de Mécanisme」をピック・アップして一冊としたものです。1、レミファソラソファミ(長調) 2、レミファソラソファミ(短調) 3、音階 4、音階(長音階・短音階)5、半音階 6、音程(三度・六度のインターバル) 7、音程(三度のヴァリエーション) 8、分散和音(減三・短三・長三)9、分散和音(減三・短三・長三)10、分散和音(三の和音・上行と下行)11、分散和音(三の和音のヴァリエーション)12、分散和音(七の和音・上行と下行)13、分散和音(七の和音のヴァリエーション) 14、分散和音(七の和音のヴァリエーション) 15、分散和音(トリプル・タンギング) 16、分散和音(七の和音、上行と下行・インターバル) 17、トリル。練習課題の多くを10のアーティキュレーションで行い、分散和音のヴァリエーションも三の和音、七の和音でそれぞれ響きの種類を変えて練習する、なかなか根気のいるトレーニングです。メトロノームを使ってゆっくりと、正確に。また正しい音程で練習することが上達への条件です。

言語 日本語、英語
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CD ×

楽譜ID:33066
著者/P.タファネル&Ph.ゴーベール
出版社/ON-TOMO
LEDUC社より出版されている横長の「17のメカニズム日課大練習」が、酒井秀明氏の訳と解説付きで音楽之友社より出版されました。内容はLEDUC社の楽譜と同じですが、酒井氏による練習するにあたっての注意点が加えられていることと、譜めくりが少ないように配慮されていること(中ページへの折り込みがあり、楽譜が伸びる)が大きな特徴です。中・上級者の日課練習としては、音出しやウォーミングアップにもよく使われる『定番』とも呼べるエチュードです。見やすさと使いやすさで2016年の発売以来、とても人気のある楽譜です。

言語 日本語、英語、フランス語、ドイツ語
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楽譜ID:2363
著者/M.モイーズ
出版社/LEDUC
M.モイーズは、フルートの練習曲の中で、低音域・高音域が中音域に比べて練習頻度が少ないことを指摘し、毎日の練習の中で全音域を網羅できる練習方法としてこのエチュードを提案しました。練習内容は、半音音階練習、全音音階練習、増五の分散和音、長音階、短音階、分散和音、七の分散和音、三度、三度の分散和音、四度、分散和音のヴァリエーション、六度、分散和音のヴァリエーション、七度、分散和音のヴァリエーション、オクターヴ、分散和音のヴァリエーション。各練習課題にはアルファベットが振り分けられています。モイーズが考案した練習スケジュールがアルファベットを目印に組まれており、その通りに練習すると一か月で全ての課題を練習することができます。
機械的な反復練習が続く内容で、思うように吹けるまで時間がかかるかと思いますが、続けることで必ず力になります。

言語 英語、スペイン語
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楽譜ID:2930
著者/A.マカール
出版社/SCHIRMER
フルートの日課練習用エチュードで、P.タファネル&Ph.ゴーベールやM.モイーズの日課練習と共に古くから使われている作品です。Daily Exercises/音階(長音階・短音階)、半音階、No.1〜No.3分散和音、No.4分散和音(+刺繍音)、No.5分散和音、NO.6トリルの練習、No.7分散和音。内容は、音階と分散和音の組み合わせによる反復練習です。しかし、音階練習を例に見てみると、単純そうでいて予想を裏切られる難しいエクササイズです。作曲者のA.マカール(1875-1936)はアメリカで活躍したフルーティストです。音色と指の動きの均一性を向上させ、正しい音程と滑らかな音の繋がりが得られるとしています。『毎日1時間、自然に演奏できるようになるまで何年でも練習してください』とメッセージが添えられています。

言語 英語/フランス語
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楽譜ID:20472
著者/M.デボスト
出版社/VAN-DE-VELDE
パリ管弦楽団で長年首席として活躍し、ランパルの後任としてコンセルヴァトワールの教授を務めたミッシェル・デボスト氏。このエチュードは氏の『フルート演奏の秘訣』という著書の『練習ノート』にあたる部分です。記されている練習法は ①デボスト・スケール・ゲーム(タファネル&ゴーベールNo.4より) ②アルペッジョ(ライヒェルトNo.2より) ③跳躍 ④三和音のアルペッジョ ⑤アタック ⑥クロマティック ⑦ハーモニクスの指使いによる音階練習 ⑧左手の安定 ⑨デボストによるモーツァルトのカデンツァ(KV.313,314) ⑩易しくするため、音程のための指使い ⑪易しくするための経過音の指使い ⑫特殊なトリルの指使い、の12の項目から成っています。単調になりがちな日課練習を輝かせるアイディアが多く含まれているとともに、デボスト自身によるカデンツァや指使いの表は、大変貴重な資料と言えるでしょう。こちらも合わせてご覧下さい。→再発見!エチュード・コレクション第8回

言語 英語
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楽譜ID:22336
著者/T.ワイ
出版社/NOVELLO
「トレヴァー・ワイ フルート教本」シリーズで世界中のフルーティストを育て続けている、ワイ氏による教本です。『音色の練習、ウォームアップとヴォカリーズ』『スケール』『アルペッジョ』『クロマティック』『3オクターヴの練習』『日課練習』と大きく6つのセクションに分かれており、氏のオリジナル・エクササイズ の他にライヒェルトやベーム、マカールのエチュードからの抜粋等で構成されています。バランスよく練習することはもちろん、苦手なセクションを意識して克服する、実りある練習を目指しましょう!

言語 日本語/英語
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楽譜ID:32809
著者/P.エドモンド=デイヴィス
出版社/VIVO
著者のポール・エドモンド=デイヴィス氏は、英国ロンドン出身でトレヴァー・ワイ氏に学び、ロンドン交響楽団の首席奏者を長年務め、現在もロンドン王立音楽院などでの指導や教則本の執筆等活躍中のフルーティストです。『音の響き』『フィンガリング』『タンギング』『インターバル』の練習を約1ヵ月(28日間)でバランスよく練習できるプログラムを考案。フルートの演奏に必要な技術を、効果的に実感を持って身に付けることができるでしょう!

言語 日本語/英語
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二重奏 ×
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楽譜ID:34350
著者/P.エドモンド=デイヴィス
出版社/VIVO
『28日間ウォームアップ』のポール・エドモンド=デイヴィス氏による日本版教本の第2弾です。こちらは≪練習曲とエチュードの間≫と位置付けており、『呼吸とフレージング』『フィンガリング』『タンギング』『インターバル』の大きく4つの課題が置かれています。それぞれが短いエチュード風の小品のような曲で構成され、その中にスケールやアルペジオが織り交ぜられており、さらにシャープ・フラット全ての調性で練習します。機械的になりがちな技術練習に新しい練習方法を提案しています。

言語 日本語/英語/ドイツ語
楽器取説 ×
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楽典 ×
二重奏 ×
CD ×

楽譜ID:33067
著者/P.タファネル=P.マイゼン
出版社/ON-TOMO
ドイツ、ハンブルグに生まれ、ハンブルグ国立フィルハーモニー管弦楽団で長年首席フルーティストとして活躍したマイゼン氏。デトモルト音楽院、ミュンヘン音楽院、そして東京芸術大学で客員教授も務め、多くの優秀な日本人フルーティストを育てました。この教本は、『タファネル&ゴーベール/日課大練習』の4番のエチュードを元にマイゼン氏がアレンジを加えたもので、『最も重要な指の動きの練習が圧縮された』と語っています。毎日の練習に取り入れたい音階練習です。

言語 日本語/英語/ドイツ語
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楽譜ID:23568
著者/R.クロイツェル
出版社/ZEN-ON
マイゼン氏が東京藝術大学の客員教授を務めていた2002年に書かれたものです。ヴァイオリン奏者であり教育者でもあったクロイツェルによる『クロイツェル・ヴァイオリン・エチュード』をフルート用として置き換えた内容です。ウォーミング・アップが2曲と、その他33曲から成っています。このエチュードから『優れた技術、演奏解釈上の可能性をフルートのために開拓すこと』を目指しています。愛弟子である酒井秀明氏の訳により、フルートでの演奏上の注意を確認しながら練習することができるでしょう。